少し早い京都を散策しました。
10月29日夕刻のサンフラワーで1日の朝までの船中泊2泊、ホテル1泊の4日の旅に行ってきました。
メンバーは、我家のお寺さん「浄土宗・廣度山・西応寺」の檀家の皆様25名でした。
29日は台風22号が午前中大分に最接近でしたが、お尚さんの日頃の行い(?)と祈念(?)が通じたのかフェリーは通常運航で催行出来ました。
昔の関西汽船と違い平底のフェリーですから、台風通過後の豊後水道を横切る時も殆んど揺れが無く快適でした。
翌朝はスッキリと神戸六甲アイランドに到着、すぐ様バスに乗り換え京都に直行しました。
最初は勿論メインの「浄土宗総本山・知恩院」です。何度も来ていますがやはりでっかい三門です。
知恩院のでっかい三門
今回お尚さんのお力(?)で三門にのぼることが出来ました。京都が一望され、昔いくさの時にはこの三門は京都御所の間近にあり天皇を守る要衝になっていたそうです。
又、案内僧は三門の殆んど垂直な梯子を駆け足で走り上がり、修行僧の強さを見せ付けてくれました。
三門より京都御所方面をのぞむ
ご存知おとこ坂、おんな坂のおんな阪です。
丁度、御影堂は改修の最中で外観の雄姿と内部の参拝は拝めませんでした、少し残念な気がしました。
又、改修が終わってお参りに来たいと思います。(生きてるかな!)
只、これは正真正銘、我々のお尚さんのお力で、知恩院ご門主・伊藤唯真猊下(浄土宗の一番偉い人)より、お十念とお言葉を賜りました。
その後昼食は何と知恩院で精進料理をいただきました。考えていなかったことで感激しました。
ご門主・伊藤唯真猊下と西応寺門徒
次は知恩寺に行き、やはり皆でお勤めをし、門前の「阿闍梨餅本舗 満月」で阿闍梨餅をお土産に買い、大分に発送しました。
次に法然院に行きました、静寂の中にある庵で、ここでもお勤めを致しました、ここは散華に生花を使い阿弥陀如来様の御前を清めておりました。
夕刻最後に、詩仙堂に行きお庭を楽しみました。庭の楓の木が夕日に映えて一部紅葉していました。
法然上人が晩年を過ごした庵、静寂の中の法然院
翌日は、有名な大徳寺に早い時間から行き、境内を散策し、まだお庭が開いておりませんでしたが、二ケ寺のお庭を拝見させていただきました。
散策の途中に、「石田光成公の墓所」が有りましたが、時間の都合見ることはできませんでした。又、千利休が自分の像を上に懸け、秀吉がその下を潜って利休切腹となった、と言う三門も見ました。
大徳寺勅使門
石田光成公の墓所のお寺の石碑
次に、洛北西加賀にある「正伝寺」に行きました、静かな参道をのぼりつめると、簡素な正伝寺に行き着きました。ここは庭園が叡山を借景にした立派なお庭が有りました。又、昔関ヶ原の直前、伏見城を守った鳥居元忠が落城の際に、部下とともに割腹自害の方丈の血の床板を、後世に残すべく、血天井としてこの寺の方丈の天井に残していました。見たところシミにしか見えませんでしたが380名の血の跡だそうです。
叡山を借景の正伝寺のお庭
次は、日本であって日本ではないような観光地、金閣寺に回りました。ここは日本人観光客よりインバンドの方々が多く、とても日本国内とは思えませんでした。ただやはり綺麗ですね。
鏡湖池にすがたを写す金閣寺
最後は、京都の東の守りのお寺、「東寺」です。実は金閣寺と東寺は初めてと思ったのですが、遥か昔の中学の修学旅行で行っているようです、しかし、とても新鮮で、五重塔や講堂の甍が心を落ち着かせてくれました。
又、講堂の中の大きな仏様たちが「よく来たな」と微笑みかけてくれている様で、東寺がすっかり気に入りました。
東寺の五重塔
東寺の金堂の甍と紅葉
東寺を後に、京都八橋のお土産やさんに寄って一路神戸六甲アイランドへ直行でした。帰りのフェリーのレストランで男性陣で打上を行い旅の反省?をして就寝、一夜明ければ西大分港に無事帰着。アー楽しかったと皆さんとお別れいたしました。
昨夜缶ビールが一本余り、翌朝大分港で「到着乾杯」をしようと思ったのですが、阿弥陀様に怒られそうなので、やーめた♪
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